損害サービス部門とは、保険金をお支払いする部門のことです。
保険金支払い部門は大きく以下の2つに分かれています。
・自動車(車の事故)
・火災新種(いろんな保険w)
私は自動車事故の保険金支払い部門に15年以上勤めてますので、その仕事についてお話しします。
主にやることは2つです。
・過失交渉(物的損害の示談交渉)
・お怪我の対応(人身損害の示談交渉)
<過失交渉(物的損害の示談交渉)>
例えば車と車がぶつかるような事故の場合、双方に過失が発生します。(信号停車中に追突された場合などは除く)
そうしたときに、当社に契約していただいているお客様の過失が何%で、お相手の過失が何%かということを話し合わなければなりません。
お相手も任意保険に加入していることが一般的なので、保険会社同士で話し合って過失割合を決めます。
過去の判例から、事故形態によっておおよその過失割合は決まっています。(例:直進車✖️右折車との衝突なら直進車20%、右折車80%)
そこからその事故に応じて過失を修正すべき事情があれば修正し、最終的に双方合意に至れば示談となります。
これが過失交渉です。
<お怪我の対応(人身損害の示談交渉)>
事故が起これば当然お怪我をされる方もいらっしゃいます。
このような場合、過失割合の大きい側の保険会社がお怪我をされたかたの対応をすることが一般的です。
さきほど例にあげた直進車20%、右折車80%の事故の場合で、お互い怪我をしたとします。
そうすると直進車に乗っていたかたのお怪我は、右折車側の保険会社が対応
右折車に乗っていたかたのお怪我についても右折車側の保険会社が対応(ただし、人身傷害保険という補償を付保しておく必要あり)
となります。
対応内容としては、
病院へ治療費を保険会社に請求してもらうよう連絡を入れたり、仕事を休んで休業損害が発生していればその補償をおこなう
など、お怪我に関する補償をおこなうイメージですね。
このような仕事をそれぞれの担当者が1人(数10件〜100件超)抱えながら日々対応しています。
以上、参考になれば幸いです。