保険料を安くする方法

【自動車保険】ネット型と代理店型の違い!一番の違いは保険料!

自動車保険のネット型と代理店型の違いについて気になる方も多いのではないでしょうか。

私は代理店型の損害保険会社に15年以上勤めています。

この記事では、私のこれまでの経験も踏まえ、自動車保険のネット型と代理店型の違いについて解説します。

この記事を読むとネット型と代理店型の違いについて理解でき、どちらを選ぶかの参考になります。

結論から述べると、一番の違いは保険料です。
このサイトでは保険料を安くする方法を紹介しており、保険料を安くしたい方はネット型一択です。

ネット型と代理店型の損害保険会社一覧

どこの損害保険会社がネット型でどこが代理店型かわからない方も多いと思います。
以下にネット型と代理店型の損害保険会社を抜粋します。

ネット型 代理店型
アクサ損害保険(アクサダイレクト) あいおいニッセイ同和損害保険
イーデザイン損害保険 AIG損害保険
SBI損害保険 共栄火災海上保険
セゾン自動車火災保険 損保ジャパン
ソニー損害保険 東京海上日動火災保険
チューリッヒ保険 日新火災海上保険
三井ダイレクト損害保険 三井住友海上火災保険

ネット型と代理店型の違い

保険料が安いのはネット型

私は、ネット型と代理店型の1番の違いは保険料と考えています。
代理店型よりネット型の方が保険料が安くなります。
ネット型の方が保険料が安くなる理由は、余分な人件費がかからないためです。
代理店型は、代理店を通じて保険に加入するので、代理店手数料(人件費)が発生します。
そのためできるだけ保険料を安くしたい方はネット型一択です。

加入方法(インターネット経由か代理店経由か)

ネット型は、加入したい保険会社に自分でインターネット(電話)などから補償内容を選択し加入する必要があります。
インターネットであれば時間や場所を問わず申し込みができます。
代理店型は、代理店へ行き、補償内容などを代理店に相談しながら、代理店主導で加入手続きをすすめます。
代理店と日程調整をおこない、代理店の営業時間に訪問する必要があります。

補償内容は変わらない

基本的な補償内容はどこの保険会社も同じです。
補償を充実させるための特約は保険会社によって微妙に異なるものもありますが、大差はありません。
そのため「ネット型で保険料が安かったらしっかり補償されないんじゃないの?」といった心配はいりません。
最低限必要な補償があれば十分ですし、最低限必要な補償はどこの保険会社でも付帯可能です。以下の記事では損保マンの私がオススメの補償内容について紹介しています。
【初心者向け】自動車保険料を安くする方法3つ【現役損保マンが解説】

事故対応(代理店型は事故対応拠点数が多い)

事故後の対応

代理店型の場合、事故を起こしたときに代理店が事故現場にかけつけてくれることがあります。
また事故後の対応について、保険会社との間に代理店を挟んでやりとりをおこなうことが多いです。
保険金請求に必要な書類の作成支援などを代理店がおこなってくれたりもします。
ただし、代理店と言っても保険を専属に扱っているプロ代理店もいれば車屋さんなどもあり、代理店によってどこまで対応してくれるかは異なります。
そのため代理店型でも代理店が間に入らずに保険会社と直接やり取りをおこなうケースもあります。
そのような場合、代理店型で加入している意味はあまりないかもしれません。

ネット型は間に代理店を挟まないので、保険会社と直接やり取りをおこないます。相手保険会社と交渉するのは自身の保険会社なので、進捗なども確認しやすく、人によってはその方がスムーズに感じるかもしれません。
代理店型でも直接保険会社とやり取りをおこなうことは可能ですが、親しい代理店であれば代理店を飛び越えて話をするのは少し気まずいといったことはあるかもしれません。

示談交渉力

示談交渉は代理店はできませんので、代理店型でもネット型でもそこは保険会社同士でおこないます。
一般的に、追突や信号無視、センターラインオーバーなどの事故以外は双方に過失が発生します。そこで保険会社同士で過失(責任)割合を協議することになります。
「ネット型だと交渉が不利になるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、その心配はありません。
なぜなら過失割合というのは、過去の判例から事故類型ごとに基本的な過失割合が決まっているからです。そのため保険会社の規模によって過失割合が変わるということはありません。
私の経験上、大手損害保険会社の中にも担当者によっては「この人大丈夫か・・?」という人もいます。皆さんの会社にも1人くらいはそういった人がいるのではないでしょうか。
つまり、保険会社がどこかよりも担当者の資質が重要と言えます。
ただし、担当者を選ぶことはできませんので、やり取りをする中で「この人大丈夫か・・・?」と感じるようなことがあれば、上司に変わってもらい事情を丁寧に説明し、こう言いましょう。
「担当者の変更をお願いします」

事故対応拠点数

事故対応のなかで一番の違いと言えるのは事故対応拠点数です。
例えば東京海上日動火災保険など大手と言われる代理店型の保険会社は47都道府県に事故対応拠点があります。
ネット型の場合、保険会社にもよりますが、事故対応拠点が東京と大阪のみといったところもあります。
例えば、福岡在住で福岡で事故をしたとしても、自身の保険会社担当者は大阪から電話をしてくるといった具合です。
ただ、事故対応は基本電話やメールなどでのやり取りとなりますし、どうしても面談が必要な際には遠方でも行くか、保険会社が社外機関に依頼して社外機関の担当者が訪問するなど何かしらの対応をおこなうはずですので、大きな支障になることはないと思います。

まとめ

解説してきたネット型と代理店型の主な違いを表にまとめました。

ネット型 代理店型
保険料 安い 高い
加入方法 自身でインターネット(電話)
時間と場所問わない
補償内容は自身で決める
代理店経由
代理店と日程調整、代理店営業時間
補償内容は代理店に相談できる
補償内容 大差ない
事故対応 直接保険会社とやり取り
事故対応拠点が少ない
交渉力は同じ
代理店もしくは保険会社とやり取り
事故対応拠点が多い
交渉力は同じ

私自身は代理店型の損害保険会社に勤めていますが、トータル的にオススメはネット型です。代理店型へ高い保険料を払ってもそれに見合うリターンが少ないからです。
それに事故に遭う可能性は決して高くはなく、人によっては一生無縁かもしれません。
そうすると余分な保険料を毎月払い続けることになってしまいます。

ネット型でもいろいろな保険会社があり、保険会社によって保険料が違うので無料の一括見積もりをおこなうことを推奨しています。
また、どういった補償内容にすればいいかわからないという方にもオススメの補償内容と合わせ、以下の記事で詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。

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ケニー
損害保険会社に勤めてはや15年以上、ケニーです。 ずっと損害サービス(保険金支払い)部門で働いています。 これまでの経験を踏まえ、主に自動車保険を安くする方法や自動車保険の内容について解説しています。